ばあばちゃん

永遠と一日のばあばちゃんのレビュー・感想・評価

永遠と一日(1998年製作の映画)
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死を強く意識した老作家と難民の子供との1日間の交流を描く。

不治の病に冒されたひとりの詩人が過ごす最後の一日。自分の詩は下書きに過ぎなかったと悔やむ今、生前は寂しい思いをさせてしまった妻が幸せそうに輝いていた夏の日の記憶が甦る。死の床にある母を見舞った帰りに思わず助けてしまった難民の少年から、耳慣れない言葉をひとつまたひとつと買い集める詩人。しかしもう時間は残されていなかった。少年と夜の街を走った“運命のバス”を思い出に、詩人は海から聞こえる亡き妻の声に誘われるようにあの砂浜に立つ。

テオ・アンゲロプロス監督交通事故で…残念。