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永遠と一日のFeManのレビュー・感想・評価

永遠と一日(1998年製作の映画)
4.2
ストーリーはいたってシンプル。可愛らしい少年と老人の一日。それを軸に老人の人生を追想するという形式。
タイトル通り、永遠と一日に納得。

言葉をお金を出して買うという、一見おかしなこともその国の言語が不得手な難民の少年を端的に表しており、アイディアも好き。
監督曰く、ハイデガーを引用するならば、私たちのただ一つの家は私たちの言葉なのです。
母国語は私たちの唯一の本当の身分証なのです。どの単語もそれを獲得した人に新たな扉を開く。でもその扉を通り抜けるには、お金を払わなければならないのです。
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