傀儡のAのレビュー・感想・評価

じわじわとくる不気味さが全編に流れていた。同じ食卓のシーンが何度も繰り返されるのもとても気持ち悪く、おもしろい。どこまでが妄想(幻覚？)でどこまでが現実か分からない。事件の真相は明らかになるけれど、でもストーリーの全体が解明したようなしてないような。鑑賞後にもやもやと残る不思議な感覚。

登場は一瞬だったけど、今まで見たことないタイプのKEEさんでめっちゃよかった。声や表情は穏やかだけど滲み出る狂気。繊細な演技がとてもよかった。こういう役もっと見てみたい。