えーまたしてもナマニクさんが紹介していた作品です。
いやーこれは凄いです・・
【ストーリー】
モルドバの小さな村の外れ（森の中）に古びた家を買った陶芸家のベッキーとサッカー選手のゴーランを取材したクルーやカメラマンが、まあ、何かに巻き込まれる。
【感想】
これはあんまり調べずに観たほうが楽しめるタイプ。取材班は撮影が終わるまでモルドバの村に滞在することになるんだけど、やけに村人がジロジロと見てくる。教会で怪しい儀式まで。一方、取材班も村の魔女の伝説をバカにしたり、とにかく失礼な態度をとりまくる。おかげで村人との関係がギクシャクしてしまう。特に新人のサラの軽率な言動にプロデューサーのケイトがブチギレて、まーよくケンカするわ。あ、そうそう家の話。
ベッキーが購入した古びた家っていうか、正直、廃墟に近い物件だったんだけど、ベッキーがちょー綺麗に修復。めっちゃオシャレな家に。
なにやら怪しい壁画がチラつく中、村人たちが家の近くにゾロゾロやってきて、目を離した隙に取材班の車が壊されているところからテンションが上がっていく。これはナマニクさんも書いていたけど、ほんとノイズみたいな演出がほとんどなくて、クリアな画質で、ひたすらヤバいことが映し出される。何かと前半に伏線も張ってあって、「うわー、そういうことだったんだ・・」とわかると、また観直したくなる出来。前半がかなり少しずつ攻めてくる感じだけど、後半の勢いがもう笑っちゃうくらい凄いの。ただこういう作品のいいところって前半が退屈ってわけじゃなくて、旅行してる気分になれるのよね。ちょっと前のPOVもの『エルサレム』なんかもそうだったけど。これは本当におもしろかったです。
