元YouTuber、スタンドアップコメディアンでミュージシャンで俳優で映画監督で映像クリエイターのボー・バーナムが手掛けたNetflix配信のスタンドアップコメディ。
ボー・バーナムは監督＆脚本作品の『エイス・グレード』が大好きで注目していた。
Netflixにコメディシリーズが2作品あるうち、年代の古い方から感想まとめ。
USAのお笑いは、やっぱり毒っ気とキレ、シモネタがある程度求められるのかなあ、という印象。
いわゆるスタンドアップコメディとしての「ネタ」は内省的かつ自虐的なものが多い…
けど、鮮やかなライティングや音楽にのせて語るスタイル、本人の柔らかい雰囲気や声質もあって、気分良く観られる笑
本人が作曲して演奏して歌う音楽が普通にステキ。
ちょっと過激なトーク（ネタ）をした後はきちんとフォローを入れるあたり、本人の人柄の良さを感じる。
あと「自分は白人男性で特権的で恵まれた立場」というのを自覚したうえでコメディショーを作っているあたり、アメリカ人だなー、と感じた。
2016年の作品で20代（当時）のクリエイターがそういう人種意識や人権意識をもって作品を作っているのを観ると、「日本人ももっと人権意識を持とうよ」と思ってしまう。
