マーティ、西部へ行く!開拓時代に取り残されたドクを追って、1885年へとタイムスリップする大団円の完結編。
クリント・イーストウッドを名乗り、ビフとの決闘に向かうマーティ。一方、ドクは真実の愛を見つけて...
冒頭のインディアン襲撃から、最後の鉄道アクションまで息も切らせぬスペクタクルの連続。セルフオマージュに徹した2作目から第1作のトーンに回帰した作風。
肝心の西部劇に関してはディティールの甘さというより、ゼメキスの保守性が目についた印象も。
まだ見ぬ未来に向かって円環を閉じる、希望に満ちたラストは更なる続編を望むスタジオに対する完結への意地を感じて良い。