難病の発作を抑える薬のCBDは、麻薬成分を含むためブラジルでは違法薬物に認定されている。
けれど、発作で苦しむ子供たちのためには薬が必要で……。
そもそもCBD（カンナビジオール）とは何か。
CBGとは大麻に含まれる成分で、向精神薬ではなく、薬効成分と言われている。
難病を抱える両親たちは、大麻ということで始めは抵抗を持っていました。けれども、実際に使って見ると、その効果は歴然。服用するだけで発作が収まり、子供たちはより良い生活が送れるようになるのです。
しかし、クスリを手に入れる為には、わざわざアメリカからこっそりと薬を入手しなければならず、時間も手間もかかります。
国ごとに方針はあるかと思いますが、あっちの国では薬が手に入り、こっちの国では禁止され人々が困っているというのは、どうにかして欲しい問題ですよね。
そもそもなぜ禁止されたままで解禁されないのか。
医療麻薬というものは非常にデリケートで話題にしにくい。
「子供に大麻を与えているの？」なんて誤解を生みかねないんです。けれども、それは全部無知がもたらす問題であって、きちんと説明してきちんと法整備して、必要な薬を必要な人に届ければ良いんですよね。
アメリカなんかでは医療用の大麻（これは、成分だけではなく大麻そのもの）の薬物乱用があったりと難しい問題ではあると思うのですが……、それこそ医療用成分のみ輸入できるようにするとか、譲歩できる案は色々あるはず。
これは2014年の作品なので、今現在はもう少し進展しているかもしれません。というか進展していて欲しいと切実に思います。
