どらこ

シュガー・ラッシュ:オンラインのどらこのレビュー・感想・評価

4.0
相変わらずめちゃ面白い。何から何まで凝ってる。

前回はゲームが舞台だったが今回はインターネットが舞台。

他のディズニー作品は反吐が出るレベルで嫌いだがこのシリーズだけ唯一好き。
前作に比べ、さらに賑やかでお祭り感がパワーアップしてた。

メールが送信される仕組みや、自身でポップアップバナーを営業してたり、ユーザーが他ページへ変移していくなど、演出がいちいち面白い。

俺がディズニー嫌いな理由の一つである、ヒロインが「突然歌い出す病気」のシーンがあるが、それも「なんで突然歌うの…?(ドン引き)」みたいな自虐ネタ入れてきたりしてて良かった。

レディプレイヤーワンもそうだったけど、様々なキャラや世界観、オマージュが溢れている映画は、
内容以前に見ていて死ぬほど面白いし探すのも楽しい。



今回は主人公たちのキャラとしてのブレが目立って見えたのが残念。

ラルフはヴァネロペの世界を救うべく、youtuberやったり営業したりで死に物狂いで金を稼ぐ。そこまではいいがヴァネロペの事は自分の側から離れないものと決めつけ、異常に束縛していく。
ウィルスによって親友の新しい友達たちを破壊しようとし、最終的にはネットそのものを破壊しかけてしまう、本物のキチガイと化す。間違いなく戦犯はこの主人公だ。エゴ丸出しで若干引いた。

一方ヴァネロペもただの被害者というわけではなく、子供ゆえに短絡的な思考で他人を傷つけてしまう。ヴァネロペの世界を救うため必死で金を稼ぐ親友ラルフに対し、
目的が達成した瞬間に「やっぱ新しい友達できたからどうでもええわwwww」。お前...それはないだろう…..アスペか…?

まぁラストは一番まとまりのある方法で終わったけども、ラルフの表情が何とも寂しげで悲しかった….現実でもありがちな、完全に新しい彼氏的存在が出来て疎遠になるパターンですね


ちなみに終盤でラルフたちが使用していた「P」のオブジェは、ピンタレストというクリップSNSで、クリエィティブな仕事をしている人には必須級のツールなのだ!(豆知識)

ブルーレイ買います。面白かった。


寝坊したせいで冒頭20分くらい見れてないからもう一度必ず見ます(断言)
どらこ

どらこ