クリトリック・リスのスギムを主演に迎えた映画ってことで、知る人は「え!あのクリトリック・リスが映画に!?」と言う、食い付き。
内容はスギムと盲目の少女の関係が仲良くなるって感じなんだけど、なんだか実際に彼のライブを目の当たりにした時のエネルギッシュで負け犬の咆哮なイメージが弱かった。もっと、さげすまれても良いのでは?「ハンサム・スーツ」の塚地ぐらいに。
あの程度の「人生頑張ってんだよー!」的なのは、全然応援された気持ちにならない。「つめたく冷えた月」のように、俺みたいな人間を相手してくれるのはもうああゆう人達しかいない、と現実に向き合っている姿を見たかった。
ただ、これはスギムの見た目を中心とした気持ちで、彼の曲の歌詞を聞くとグッとくる部分はある。だから、ラストに2人が温かく捉えられているのを見ると、スギムの「内面に優しさが溢れている」と感じました。
面白かったのは、スギムの奥さん役。まさかの女優さんに驚きました。そして、歌の歌詞の中に「薔薇」と出てくるから、監督狙っているんだなー。
それと、スギムのTシャツ!中々良いの持っていて羨ましかった。