らんらん

続サラリーマン清水港のらんらんのレビュー・感想・評価

続サラリーマン清水港(1962年製作の映画)
3.5
社長シリーズ13作目
前作の後日談ということで同じ世界観、キャストによる喜劇が繰り広げられる

簡単なあらすじは
前回縁のあった司葉子がなぜか小林桂樹に猛アタック、浮かれる小林桂樹
司のおじさんであるキラの河津清三郎は飲み屋をしてるんだけど、実は老舗のお店でここに営業をかければ美味しいのでお馴染み森繁一家はなんとか口説こうとし、司の力を借りて小林が一席設けるも失敗
一方森繁の会社と親しい同業社の二代目宝田明は現在経営が苦しく借金に追われている
ライバル会社クロコマの東野英治郎は河津と宝田の両方を獲得しようと暗躍
森繁の浮気相手草笛光子は宝田明と結婚、小林は仕事のため利用していると思われ司葉子にフラれる、おまけに会社の工場が水害を受け大被害、落ち込む森繁と小林
ラストはなんだかんだ司と小林はよりを戻して、そんな司の協力で、実は大金持ちだったというキラ河津の力を借りてクロコマを退け大円団、、、って感じ

今回はフランキー堺がいなくて、宝田明と志村喬、河津清三郎が参戦しています
公開が前作の2ヶ月後ってことだから、ほとんど同時に撮ったんでしょうね
フランキー以外みなさんそのままの役でちゃんと登場してきます

調べてみるとこの『社長シリーズ』って正編と続編がセットで続いているみたい、珍しい形のシリーズだと思う
こういうのって、いきなり続編から見てもそれなりに楽しめるだろうけど、やっぱりセットで見たいですよね

今回初めて『社長シリーズ』の一つを見ての感想としては、とにかく勿体無いくらいキャストは豪華、みなさん演技もさすがで一定の面白さは感じます
そしてこのシリーズってお正月映画なんですよね、つまり一種のオールスター映画なんじゃないかと思う
そう考えると推しの出演者の出番が少なくて勿体無いって思うのも当然か、これだけの出演者捌かなきゃいけないんだもんねー
一本の映画でこれだけの出演者を楽しめるという点ではやはり凄いシリーズなんだと思う
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