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キャプテンEOのrensaurusのレビュー・感想・評価

キャプテンEO(1986年製作の映画)
4.0
幼い頃から何度か訪れ、特別な思い出になっている作品。パークで疲れた時に寄る、室内映画鑑賞型アトラクション。3D映像で、確か霧吹きとかも掛かってくる仕様だった。

『We’re here to change the world』この曲があまりにも最高。インダストリアルなサウンドとポップながらもエッジが効いたメロディーが耳に焼き付いて離れない。

また、キャプテンEOが率いるチームのキャラクターデザインが素晴らしい。着ぐるみやパペットやCGで演じられていると思うのだが、みんな個性があるし、奇妙でかわいい。

マイケルのダンスももちろんキレッキレでカッコイイ。

醜くなった女王側のデザインはH.R.ギーガーが担当しており、何から何まで超一流アーティストによって作られていることがわかる。

音楽で人の心を変えるというのは、ある種傲慢であったり、価値観の押し付けであったりすると思うのだが、マイケルのエンターテイメント性に誰もが魅了されたように、魔女の心をも解きほぐす何かを持っているという説得力が凄まじく、自己本位な印象は全く感じない。マイケルの、人を楽しませたい。より良い世界にしたいという純粋な思いがありのまま溢れている作品だ。

個人的にはトゥモローランドに常駐して欲しかったが、あいにくスティッチに乗っ取られている。復活をいつまでも待ちたい。
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