癖が強い。スカッド監督は個性的だと理解していても理解が追いつかない。
ただ、ストーリー自体は意外とと言えば失礼だけど、しっかりしている。世界に目を向ければ大筋でこういった人たちはごまんといるだろうし、多少共感できる部分もある。もっと退廃的な人が観れば響くものもあるんだろうなぁと。
「アダムの創造」を彷彿とさせる水中でのラストシーンは良かった。安直なハッピーエンドで終わらない点も良かったんだけど、これ登場人物みな誰も幸せになっていないのでは?と思わずにはいられない(まぁ"幸せ"の定義なんて曖昧で主観だけども)
『女はローン、男は保険証券』