アングラ演劇によくある抽象的に描くことで逆にリアリティを出す、みたいな作風は小劇場という空間で生身の人間が行っているからこそ成立するんだなってことがよくわかった。
一歩引いて舞台上ではなく現実世界に…
このレビューはネタバレを含みます
小劇団のお話。
散文的でストーリーがあるようでない。
それぞれの登場人物にスポットが当たってそうで当たってない。
全体的に感情的というか叫んでる感じのセリフが多くでうるさめ。
何を見たのかよ…
00年代前半は、下北沢を中心とした小劇団ブームだった。
私も当時は、月に一度は下北沢に足を運んで、芝居を観ていたけど、そのなかでも異彩を放っていたのは、三浦大輔の『ポツドール』と江本純子の『毛皮族…
江本さんの作品、前に劇場で観たことあるけど「あーこんな感じだったな」って懐かしくなった。小劇場で見たことある女優さんがいっぱい出てた。交通量調査のバイトシーンに梨木さんと宮下さんが出てきた時はテンシ…
>>続きを読む女性ばかりのアングラ劇団をめぐるあれやこれや。演出家と出演者が懇ろになって、疑惑と嫉妬と喧嘩で別離に向かうお話そのものはごくありふれたもの。舞台上でもプライベートでもいつも金切り声が行き交い騒々しい…
>>続きを読むまさにタイトルどおりの作品。
内容が芝居作りに絡むこともあって、まったく演劇を観ているような気分になる。
登場人物がすべてをさらけ出す。
感情のほとばしりに目をみはる。
女優たちの捨て身とも…
キングレコード