猫

シークレット・オブ・モンスターの猫のレビュー・感想・評価

3.8
賛否の分かれる映画だったみたいですが、私は 面白かったです。
ただ 夫婦50割を利用しようと 
(ガソリン代も浮かせる!笑)と夫を誘いましたが
「う~~ん・・」と気乗りしない様子 & 映画の日♪ だったため一人で鑑賞しました。
結果・・・・・
夫は観なくて正解。たぶん観たら怒ってただろうな・・・(笑)ハネケの 『隠された記憶』がダメな人だったから・・
つまり、はっきりとした起承転結がある映画がお好みの方にはお勧めしません。

タイトルロールでまず、ガン! とやられました。
その音楽・映像自体が すでに面白いのです。
まるで LPレコード盤のジャケットが 生きているような感じ・・・
クラッシック音楽ファンの私は
音量は大きいけれど、それほど苦になるものではありませんでした。

さて肝心の内容についてですが
仕事をしている為、平日のレイト鑑賞 (12月1日は木曜)
しかも 21時過ぎから!!!
ってわけで少し 寝落ち・・・汗
なのではっきりと、どうこうとは言えませんが・・・・・

怖いです。
この主人公の 狂暴的な気性。
及び ご両親の偏見的(上手い言葉が見つかりません)な接し方。
まずもって 石を投げるシーンからスタートするのですが
なぜ主人公がそんなことをしたのか?
全くわかりません。
いわゆる「かん」の強い子なんでしょうね。
その後も両親を否定。自分のしたい放題。
ある意味 精神的暴力映画です。
観ていて本当に怖い!
そういう意味では 恐怖映画かもしれないです(笑)

両親も両親で、上手く言えませんが 肉親的な(つまりほっとするようなフィジカルな)愛情が感じられません。
母親に至っては 
かわいがる、というよりも
主人公をいじめるような事を、わざとやっているとしか思えません。
(口では 私の大事な息子 と言っていますが)
まぁ そんな場面をいくつか観せられた後、いきなり違う章(場面)へ。

ここなんです。多分みんながキライなのは。だって、へ?
って感じで終わっちゃうのですから。
・・・・・
私は予告とか、チラシコピーとか、前情報を一切入れないようにしているので、本当にへ?まさか・・?でした。
でも記憶の片隅に、かすかに
「なにが 彼を独裁者に仕立て上げたのか?」みたいなフレーズが出てきて
へ??そういうこと??
で・・・でも
どこで 独裁者 ってわかるの?
状態でエンディングロールとなってしましました。
おおおおお~~~~!
終わり方も 暴力的だよー
意味わかんないじゃんか~~!!!!
ってなわけで
自分の感想がまとまる前に他の人の感想が読みたくなって
ネットサーフィンして読みまくってしまいました。汗
よかった・・・・
嫌いじゃない人も少しはいらっしゃる(笑)
とにもかくにも
もう一度観たいです。
それぐらい強烈な映画でした。
もしかしたら、この主人公は何かの歴史的な事象を表していたのも・・??
とも思ったので。
寝落ちした部分の補完もしたい~~~!!!
猫