このレビューはネタバレを含みます
僻地の療養所に行ったまま帰ってこない社長を連れ戻すように命じられた若手金融マンの主人公・ロックハート。山の頂上にある城のような療養所に着くも社長には会えず、ホテルに戻る途中で事故に遭い、そのまま療養所で治療をすることになった。行った者は帰ってこないというその療養所の秘密に引きずり込まれていく……ファンタジーホラー作品。
精神病棟や研究備品がよくできていて目が楽しかった。
鰻や水の描写が気色悪くてゾクゾクした。
人間に必須であるはずの水へ嫌悪感を抱かされるのが変な気持ちになる。
ただ鰻が食の観点で特別視されてる日本に生きる者としてはその神秘性が全く伝わらなかった。
調べてみるとヨーロッパでは古代から生態不明な生き物として鰻が認識されていることを知り、勉強になった。
クライマックスの突然のアクションシーンは個人的には要らなかった。
ヒロインにとってのカタルシスの解消なのはわかるが……
