Yukiko

DRAGON ドラゴンのYukikoのレビュー・感想・評価

DRAGON ドラゴン(2015年製作の映画)
5.0
2017年2月25日  アマゾン
『DRAGON ドラゴン』  2015年制作 ロシア映画  
監督、インダル・ドジェンドゥバヴ。

HDの高画質(540円)ではなく、SDの標準モード(432円)で観たのですが、
それでも冒頭から美しい画面でした。
HDモードなら更に美しかったかも、と思います。

いい話でした。
久々に、しみじみといい話の映画を観ました。
主人公のヒロインの可愛さ、けなげさ、純粋さ。
ドラゴンの青年らしさ、次第にヒロインに惹かれていく心情、
しかし、制御しようとする気持ち、そしてヒロインの幸せを願うという
変遷していく気持ちをリアルに表しているストーリー展開でした。

話は、乙女をドラゴンに差し出す風習が昔あった島で、結婚式の最中に、
ドラゴンの歌を歌ったばかりに、本物のドラゴンが現れ、花嫁をさらっていった。

ヒロインが連れていかれた島は、大きなドラゴンの残骸の骨でできた島。
そこで暮らさざるを得ない花嫁のヒロインと人間の姿になったドラゴン。
反発して、島から逃げ出そうとしていたヒロインだったが、次第にドラゴンの
心情を知り、島で楽しく人間らしく暮らしていけるようにヒロインは工夫をする。

ドラゴンの怪獣に変身する男性の内心、そして変身した姿からヒロインを
守ろうとするその両方の気持ちの戦いと苦悩が丁寧に描かれている。

島に漂着した物を使って、二人で島での住処を暮らしやすくしていく段階で、
服装も次第にきれいなものになっていったところが、二人の気持ちの親密度を
反映しているように感じられて和んだ。

小動物のリス系猫?のCGが可愛かった。

ラスト、ヒロインは人間社会へ戻り、結婚式のやり直し。
式の途中で花嫁はボートから立ち上がり、ドラゴンの歌を歌う。
が、その頃、ドラゴンは断崖から身を投げ自殺・・・歌は終わり・・・・・

悲しい話です。
ぜひ、映画をご覧ください。


フィルマークスの皆さまのレビューを読んで、この映画のことを知りました。
教えて下さり、ありがとうございます。
しみじみといい話でした。
皆様同様、私の評価も高得点のスコア・・・
5点です‼


2回続けて観ましたぁ~✌
Yukiko

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