ファン・ジョンミン
ソン・ジュンギ
ソ・ジソブ
そして
天才子役キム・スアン。
血を吐くかの如く
演じ切った地獄絵図。
終戦間近の
日本の軍艦島を舞台としていて
強制的に働かされた韓国人を
虫ケラのように扱う日本軍が描かれているため
日本での公開はありませんでした。
でも
これを史実の一部とするしないは別として
観る価値はあると思います。
人が、人を殺す。
暴走が一度始まったら
間違いなく地獄に至るのだと。
正義と悪があるのではなく
人を殺す人と
人に殺される人が
倍々で増えていくのだと。
戦争映画として
あまりにも無慈悲で
あまりにも胸苦しい作品でした。
中には
こういう作品を作るから
いつまでも禍根を残すと言う人もいて
それも否定できない完成度でしたけど。
あたしはこれを観て
日本人がどうとか
韓国人がどうとかは吹っ飛んでしまって。
みんな
誰かに育ててもらったのに。
みんな
大切な人がいたのに。
今、争っている国々のことも
あたしたちは戦死した人数とか
遠目で撮影された戦地とか
ニュースでチラッと見て
ほんの少し知るだけですけど
現実にこういうことが起きていると思うと
あまりにも。
あまりにも。
これを観てもまだ
だから◯◯人は△△なんだ、とか
まだ火種を撒き散らそうとする人は
映画から学ぶのがド下手くそだなと思います。
