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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのaaのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

妻子と共に幸せに暮らす外科医スティーブン。ある少年マーティンとの出会いを機に、子供達が突然歩けなくなり目から赤い血を流すなど、異変が起こり始める。冒頭からマーティンに対してどこか遠慮がちで、時計のプレゼント等をするスティーブン。家族にも紹介し、互いの家でご飯を食べたりスティーブンの子供の姉弟とも仲良くするマーティン。だが次第にマーティンの行動はエスカレートしていき、既婚者のスティーブンに自分の母が気がある等と言い迫らせたり、勤務先の病院に来たり、頻繁に電話をしてくる。困り果てているある日の朝、息子が突然立てなくなる。病院で検査するも異常はなく、帰ろうとすると倒れ、入院することになる。そこにお見舞いでやってきたと言うマーティンから、「先生は僕の家族(父親)を殺した。だから1人殺さなければならない。誰にするかは自由、殺さなければ全員死ぬ。先生は助かる。」という信じられない言葉を聞く。始めは手足の麻痺から始まり、次に食事の拒否、目からの出血、死。だと言う。どうやらマーティンはスティーブンが昔治療に失敗して殺してしまった患者の息子で、その見返りでこんなことを言ってきているよう。始めは信じなかったスティーブンだが、次に姉も同じ状態になり、本当だと気付く。マーティンを監禁してどうにかさせようとしたり奮闘しつつも、誰か選ばなければ全員死ぬ結末を避けようと誰にするかを考える。ここで酷いのが、家族はそれぞれ自分が助かろうとスティーブンに媚びるような発言をすること。特に母親は子供はまた作れば良いから選ぶなら子供だ、等と言う。母親って何より子供を大事にするもんじゃないんかいっていう、、結局選べず時間切れになりそうだったので、全員を丸く座らせ顔に袋を被せ、自分も帽子で視界を遮りぐるぐる回り適当な方向に銃を撃つという方法。弾は一番下の弟に当たり死亡すると、マーティンの言う通り他の人は治り元の生活に戻る。一言で言うなら因果応報というか目には目を的な話なんだけど、マーティンって結局何者?っていうのが途中からずっと気になってしまうしわからないまま終わった。ギリシャ神話がモチーフになっているそう。
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