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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのsheepmanのレビュー・感想・評価

4.5
神経症的な焦燥感、緊張感と、うっすらとした嫌〜な予感だけが最後までずっと続いてゆく至高の作品。たぶん何かをベースにした話なんだろうな、と思いながら観ていたが、ギリシャ悲劇「イピゲネイア」をモチーフにしているみたい(作中でも言及あり)。
一見どこにも問題が無い平和な家族が水面下で抱えている闇。全然テイストは違うんだけど『アメリカン・ビューティー』を思い出したりもした。
バリー・コーガンの演技がめちゃくちゃ良い。見覚えあると思ったら『ダンケルク』に出てる子なのね。
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