『イニシェリン島の精霊』に出ていたバリー・コーガンは印象に残る圧倒的な演技だった!
彼の演技を観たくてこちらをチョイス。
コリン・ファレル演じる外科医のスティーブンはある少年と奇妙な付き合いを続けていた…
常に不協和音といえる『音』が耳に不快感を与える。
ギィー、ブォンブォン!
黒板に爪を立てたような、アレです。
そんな『音』が印象に残る映画。
そしてエンドロールも不快、不穏。
【ネタバレあり考察】
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ストーリーはギリシャ神話に基づく悲劇みたいですね。
考察したくなる内容。
私個人としては人の命を左右する医者という職業を神に捉え、だから皆命乞いをするのかなと。
また少年を悪魔に捉えていました。
子供を誘惑し、聖なる鹿🦌が殺される…
いや、彼の足にキスをしていたから彼が神なのかもしれない…
登場人物は何か全員現実味がない。
抑揚のない会話。
箱の中で会話してるみたい。
不穏な音だけ鳴り響くのはきっと下界の話しではなく神話の中の出来事だからなのかな。
やっぱりバリー・コーガンが凄い映画でした。
不気味で捉えどころのない人物を好演。
ただイニシェリン島でも観ていたのでちょいインパクトに欠けたかな。
また彼の演技が観たい。