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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのmmkのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

胸糞悪い話が好きな人にはぜひお勧めしたい一本!終始不気味で気持ち悪い。
なんといっても、あの不協和音のような重低音の音楽。A24っぽい、好き!

一家を死の恐怖に陥れる謎の少年マーティンが不気味で怖い、と最初は思った。だけど、家族の中で誰か1人が犠牲にならなければいけないと分かった時に、子供はまた作れば良いからという理由で2人いる子供どちらかを殺すことを即決する夫婦、そして姉と弟どちらを殺すか(どちらを残すか)を決定する判断材料として、子供たちが通う学校の先生に成績がより優秀な方はどっちなのかを聞きに行く父親の方が、よっぽど不気味でサイコパスだと分かった時にめちゃくちゃゾッとした。娘に初潮が来たことを同僚の男性にわざわざ報告する父親、本当に気持ちが悪いです。。。

あとは、滑稽だなと思えるところがいくつかあったのも、個人的にはお気に入りポイント!例えば、ぐるぐるバット方式(?)で家族のうち誰か1人をランダムで殺すシーン。いやいやいや、そんなんしてたら日が暮れるか銃弾使い果たしちゃうよ〜と心の中でツッコミを入れてしまったwでも登場人物全員が、笑顔を見せることはほとんどなく終始機械的な表情や口調をしているせいか、そんな滑稽なシーンでさえ面白いというよりは不気味さが勝っていた。役者さんの演技力ってすごいなあ....!

ある神話がモチーフになっているらしく、鑑賞後に解説を読んで納得できる部分があった!神話とか知識なさすぎて解説なしでは分からんわ🤦‍♀️
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