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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのTajiのレビュー・感想・評価

3.7

「哀れなるものたち」に向けた準備に、ずっと観れてなかった本作を鑑賞。

さすがはヨルゴス・ランティモス、良くわからない。
けど、撮影が独特だったり俳優の演技も素晴らしく観ていて何故か飽きないし見入ってしまう。

この前観た「ソルトバーン」から引き続き、バリー・コーガンが見事な演技だった。

いろいろ漁ると、どうやらギリシャ神話とキリスト教がカギとなりそう。

劇中キムが作文を書いたとされるイピゲニアとは、ギリシャ神話に登場する少女。
父アガメムノンが呪いを解くために生贄として殺さなければならなくなったのがこのイピゲニア。
なぜアガメムノンが呪いを受けることになったかというと、女神アルテミスが寵愛していた鹿を射殺してしまったから。
「聖なる鹿殺し」だ。

かなりその辺の教養が必要になるが、毎回ヨルゴス・ランティモスの映画は勉強になる。

「哀れなるものたち」も楽しみ

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