バロウズ

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのバロウズのレビュー・感想・評価

4.3
「籠の中の乙女」「ロブスター」のヨルゴスランティモス監督による異色のオカルトスリラー。
「ダンケルク」のバリーコーガンが「オーメン」のダミアン顔負けの不気味な青年を熱演。
好き嫌いの分かれる映画だし決して万人受けする映画ではないが、キューブリックを彷彿とさせるカメラワークは見事だし、ミヒャエルハネケの「ファニーゲーム」から影響を受けたと思われるクライマックスは圧巻。
映画の登場人物は必死なんだろうけどどこか滑稽に見えて笑えてしまうのもこの監督の作品に共通している。
不安を煽る不協和音のBGMがエンデェング後も残り続ける怪作。
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