冒頭から声楽に合わせ、キモい臓器が躍動する。この何かとてつもないことが起きそうな恐ろしい雰囲気は何ッ?
ゾワゾワ、モヤモヤ、ゾワゾワ、モヤモヤ…
不穏で不気味+ゲス黒い胸糞感をプレゼントしてくれる。音楽も不安感を増幅させる。もう、これ以上、神経を逆なでするのはやめてーっ!
鹿ってどこにいるの?鹿は田畑を荒らすから有害鳥獣なの?鹿はいつ殺されるの?
ヨルゴス・ランティモス監督が胸糞爆弾を投下する。苦い後味の悪さを堪能させてくれる。S気の強い悪魔のような監督だ。
バリー・コーガンが好青年とは対極の存在を演じる。不敵な面構えだ。とぼけた雰囲気を醸し出しながら、ゲスい。でも、逆らってはいけない。嫌かもしれないが、ゴマをすれっ!土下座しろっ!
コリン・ファレルがヒゲを生やしてゲジ眉を目立たなくする。ルーレットのようにくるくる回ってバランス感覚の良さをアピールする。
ニコール・キッドマンが黒いドレスで悩殺しようとする。手首のスナップが効いている。すっぽんぽんになり、人形マグロプレイを披露する。
登場人物、皆、ゲスい。ゲスく、胸糞で後味悪い。これは、褒めねばなるまい…
ありがとなーっ、ファッキン、センキューッ、バッキャローッ!(語呂がいいねっ!)