ヨルゴス監督の『ロブスター』を鑑賞し、今回の『聖なる鹿殺し』で2作品目。
どちらも、独自の雰囲気・不思議な物語・考察したくなるラスト、この三拍子が揃った見応えある作品。
とくに今回はストーリーに色々な意味で圧倒される。
気味悪い少年、狂っていく家族、命の選択を迫られる主人公。
最後の最後まで展開が読めなかった。
そして、この結末は...
大枠が分かっても、詳細を理解することはとても難しいと思う。
※あらすじはフィルマークスのご覧ください!説明難しいのでカットで😅
~細部までこだわった設定がスゴい~
この謎が残る結末...人によっては消化不良かも?
しかし、よくよく考えると、伏線が散りばめられている。
・貰ったお返しを必ずしている。
・テーブルや立ち位置で表す、支配する側、される側の表現。
・頭を下げてるかどうか。
・ルールは必ず守られている。
などなど。
そして、大きなテーマは、ざっくり言うと『因果応報』『やられたらやり返す』
これらを考えると結末のその先にあるものが何となく想像できる。
これはとても楽しい。笑
最後に...
『正義に近づきつつある』
変な食べ方でパスタを貪りながら、“彼”が正義を語るシーンがとても印象的。
このシーンが個人的お気に入り!
これは上質なサスペンスだと思う✨
ぜひ一度ご覧ください!!
~追記~
1つだけ許せないのは、子供に“あんなことする”行為。
こーいうの本当にダメだ😅
もっと他のクズにしてよ。笑