鷲尾翼

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアの鷲尾翼のレビュー・感想・評価

3.5
【まとめシネマ】#244

【まとめ】
* マーティンが気持ち悪い!
* 最後まで理不尽
* 誘導型胸糞映画

本作の重要人物でもあるバリーコーガン演じるマーティンというキャラクターがとにかく気持ち悪い。不気味フェイスに似合わない流暢な喋り方が本作の不気味な世界観を増強させる!

本作はある裕福な医師家族が、マーティンを家に招いたことから生まれる理不尽な異変が家族を襲うサイコスリラー。最初から最後まで理不尽な展開、そしてラストのある行動、消化不良のままエンドロールに進んでしまう展開は胸糞。

本作の特徴が「カメラワーク」ヨルゴスランティモス監督が名作「シャイニング 」を参考にあの不気味な世界観を作っているのだが個人的にはイマイチ。他の感想記事を観るとカメラワークを褒めているのだが、イマイチだと思う理由に「シャイニング」が怖くないからだと思う。なので「シャイニング」を素直に「怖い」と感じる人はより不気味な世界観を味わえるはず。

不気味な世界観に思わず見入ってしまい、導かれた先に「最悪っ!」と言いたくなる胸糞が待っている。まさに「誘導型胸糞映画」
鷲尾翼

鷲尾翼