ナゼルの夜会

百年後の或る日のナゼルの夜会のレビュー・感想・評価

百年後の或る日(1932年製作の映画)
3.3
14.09.02  ラピュタ阿佐ヶ谷

(日記より)
戦前日本SF映画小回顧シリーズというお題目で8月10日から1カ月ちょっとの期間、さまざまな、謂わば特撮を駆使した戦前の実験的な映像作品を上映している。今回が初めての観賞だったが、7割がた満足。観に来てよかったと思う。特撮といってもとてもチープなんだがストーリーがなかなか楽しめる内容のが多かった。戦前日本のユーモア感覚というものにも、「あ、こんな感じなんだ」と、けっこう今に通じる感性があるなとも感じた。「争闘阿修羅街」は、SFというよりもアクション系の娯楽物だったが、最後はラブロマンスで微笑ましい。

追記:
『荻野茂二作品』として4本ぐらいまとめて短編を上映したうちの1本。