GOROTUKI

百年後の或る日のGOROTUKIのレビュー・感想・評価

百年後の或る日(1932年製作の映画)
4.0
SFマガジン
2017年10月号の特集が
「オールタイム・ベストSF映画総解説」
だった事を受け熟読し観賞!
そして、本作が日本SF映画最初の作品
だと知りました!
では感想

「戦前日本SF映画創世記」を著書にもつ
高槻真樹氏の解説によれば
ウルトラマンの円谷英二も若き日に参加し、
多くを学んだ『狂った一頁』(1926年)が、
日本SF映画の精神的な出発点であり
1930年に円谷英二の師匠
枝正義郎監督の
『霊の審判』(人造人間の話)
があるのですが製作途上で中止になる。
ですので本作品(1932年製作)が
現在資料として確認できる
最古のジャンルSF映画と位置づけられている。
監督は荻野茂二
当時の個人映画界の第一人者だそうだ
今で言う新海誠監督みたいな
自主製作の祖でもある!
そして観賞して驚いた点が
11分の影絵アニメだったという事だ!
この影絵を使った未来都市のモノクロームは
今見ても遜色なく美しい!
内容もぶっ飛んでいた!
日米戦争で戦死した荻野監督本人の霊が未来世界に召喚されるという内容である!

そんなこんなで
この歴史的映画をどうしたら観賞できるのか?
お悩みの読者諸兄
なんとフィルムセンターの特設サイト
「日本アニメーションクラシック」にて
閲覧可能です!
監督のもっと詳しい内容や
戦前アニメも閲覧できる
映画研究にもってこいの
本当に素晴らしいサイトになっていますので
お立ち寄り下さい!

とっととclick!^_^
⬇︎
http://animation.filmarchives.jp/writer04.html
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