このレビューはネタバレを含みます
ペネロペが美しすぎる…！と、何時も彼女の映画を観る度に思うわ。造形が完璧すぎでは？
職を失ってしまった元教師のマグダは、夫の浮気も最早咎める気もせず最愛の息子であるダニと生きていこうとするが、検診に行った先でステージ3の乳癌である事が発覚。
乳房の全摘をすれば7割の確率で全治するとの事で、どうにか乳首だけでも残せないかと葛藤するものの結局手術を受ける事を決断する。
同じ頃、ダニのサッカーの試合を応援しに行った際に出会ったレアル・マドリードのジュニアスカウトだと言うアルトゥーロ。丁度息子のセンスが良いねと話している最中に電話がかかってきて、事故により娘は死亡、妻も意識不明の重体になってしまう。ショックでふらつき倒れ込むアルトゥーロに付き添って病院へ行くマグダ。その後も自分の治療の後に彼の様子を見に度々訪れる。
息子を夏休みの間従兄弟のところに預け、抗がん剤治療を受けるとたちまち顔色が悪くなり、アルトゥーロに乳癌である事を打ち明けると今度は彼が抱き締めてくれる。
そして乳房の全摘出手術、アルトゥーロが見舞いに来てくれ、彼の妻が亡くなってしまった事を知り慰め合う。
その内2人は愛し合うようになり、退院の記念に3人で海へ。すっかり仲良くなったダニとアルトゥーロに幸せを感じながら年が明けた頃、担当医であるフリアンから電話が来て秋の検診に来なかった事、すぐに来て検査をするように言われ自信を持って向かったところ、癌が再発、転移しており余命6ヶ月を宣告されてしまう。
最愛の息子を一人残していくなんてと取り乱すも、アルトゥーロとの間に子供を授かり、子供の顔を見るまでは生きたいとフリアンに告げ、夫となったアルトゥーロと3人で抱き合う。
フリアン医師の机に飾ってあった、シベリアの養護施設にいると言う金髪のナターシャ。
彼女を養子に迎える事で夫婦で意見が擦れ違ったのか、仲が悪くなって離婚する事になってしまった。
未だにシベリアで待ち続けているだろうナターシャの事をずっと気にかけていたマグダは、お腹の子に彼女の名前を付ける。
そして今度はアルトゥーロ、ダニ、フリアンとナターシャの5人で海へ向かい、またあのシベリアのナターシャがまるで自分の娘のように浜辺で遊ぶ姿が見える。
それから病院へ戻り、アルトゥーロに感謝を告げ、ダニにはママの魂はいつも最愛の息子と一緒にいる、それでナターシャが嫉妬しても許してあげてね、と告げ帝王切開へ。
無事にナターシャの顔を見る事を果たすも、そのまま亡くなってしまう。
それからモチモチに育ったナターシャにミルクを上げる2人にフリアンが合流し、一緒に海へ行った時に歌った”生きること”の歌を歌って終わり。
お医者さんのフリアンが実は歌が上手で、マグダに寄り添ってくれるのだけれど現実のお医者さんはそんな時間ないだろうしなぁって。あとイケメンなんだよなぁ。
ほんの少し前に[ ファイブ ]と言う乳癌のオムニバス作品を観たし、ペネロペの圧倒的な美しさもありで実際のシングルマザーの闘病生活がこんな風になるなんて夢みたいなお話なんだろうけども、どこを観たって愛ばっかりあって心が暖かくなってしまった。
