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僕のワンダフル・ライフのぉゅのレビュー・感想・評価

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)
4.2
2021年 鑑賞 21-345-26
NHK BSプレミアム にて
W・ブルース・キャメロン先生の小説「野良犬トビーの愛すべき転生」を原作とした、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」「サイダーハウス・ルール」「HACHI 約束の犬」等のラッセ・ハルストレム監督による、計5回生まれ変わった犬が2回目に飼われた飼い主の元へ5回目に生まれ変わって帰還するまでを、時代の変遷とともに描いた作品。
続編「僕のワンダフル・ジャーニー」も公開されている。

1回目の仔犬はレトリバー系の雑種、生後数ヶ月で殺処分されてしまったらしく「何のために生まれて来たのか?」という生涯に渡る疑問を持つことになる。2回目は赤いレトリバーと言われた。譲渡会のようなところから脱走したところを捕まって売られそうになり車内で熱中症で死にかけたところをイーサン(8歳:ブライス・ガイザーさん/10代: K・J・アパさん/大人:デニス・クエイドさん)と母のエリザベス(ジュリエット・ライランスさん)に救われベイリーと名付けられ大事に育てられるが...

ー 幸せな犬の条件とは? ー
レトリーバー、ドーベルマン、コーギー、ビーグル、セントバーナード、チワワ、プードル、パグ、ダックス、ブルドッグ、シュナイザー、フレンチブル、シェパード、スピッツ、チャウチャウ、ダルメシアン... 犬種、大型小型、性別、毛の色、性格、室外室内、血統書、雑種、野良など色々あるけれど、本当の意味で幸せなのは、どういうことになるのだろうか?うちのチワワ(小型・雄・黒毛・内弁慶でビビり・室内・雑種や野良ではないが、血統書の有無は知らない)は幸せだろうか?

“イーサンには僕が 僕にはイーサンが必要だった”
犬(この時は赤いレトリバーのベイリー)の心の声(ジョシュ・ギャッドさん)があって、うちのもそんなこと思っててくれると嬉しいなぁって見ていた。
遊園地での回転するものがたくさん映っていて、どこかエモさを感じた。
カーラジオの音楽、上がる!
ベイリー目線では●スをそう思っているんだ!
猫の●●を●り起こしたシーン、面白かった!

父ジム(ルーク・カービーさん)が、家を出ていって、ホットドッグ屋のシーンから空気感が変わる。火事、救急車(ベイリーにウルっ)、ハンナ(大人:ペギー・リプトンさん/10代:ブリット・ロバートソンさん)が去り、イーサンもベイリーの元から離れ... イーサンを追いかけ、車に飛び入り、イーサンの元に来るシーンは泣ける涙が溢れる...

“僕はイーサンを悲しませたくなかった 彼を愛し 幸せにはするのが僕の役目”
1回目の転生は、子犬のうちに殺処分。あっという間の、特に何もなかった一生。
2回目はベイリー、3回目が警察犬エリー。飼い主カルロス(ジョン・オーティスさん)の犯人確保に貢献するも、犯人に撃たれ、一生を遂げる。
4回目はコーギーのティノ。飼い主はは女子大生で、マイペース(ティノは散歩のスピードが速いそう)マヤ(カービー・ハウエル=バプティストさん)マヤの恋愛結婚出産を見守った。マヤの結婚相手のアル(プーチ・ホールさん)の飼っていた雌の大型犬ロキシーに共感。そのうちに仲良くなるも、ロキシーが病死、後を追うようにティノも一生を終える。
5回目はセントバーナードのワッフルズ。この飼い主のパートナーが最悪で、ワッフルズも、あの家に帰りたくない!と、放浪し...

“知ってるニオイだ 大昔嗅いだことがある”
“絶対に忘れないニオイってあるんだ”
“何度も生まれ変わって やっと見つけた”
うちの暴れん坊にもあるのかな?絶対に忘れないニオイ。そのニオイに私のニオイも入っている?そう思うと、涙がこぼれそう...

彼に綺麗にしてもらい、首輪をもらったワッフルズは、●●リー改め、バディとなった。バディが彼に運んで来た幸せとは?やはりバディがべ●●ーたる証拠とは?

“イエース! イエース!”
「アー ユー レディ?」のシーンからは号泣!やっと気付いてもらえたし、あの技も最高!

“犬生を繰り返してきて学んだのは もちろん楽しむこと 困っている人を探し救うこと 好きな人をなめ 過去をいつまでも悲しまず 未来を憂もしない ただ今を生きる それが犬の目的”
犬主役映画で一番と言ってもいい作品に出会った!とりあえず号泣で、この後うちのわんこにギューっとしたい。犬の幸せは、飼い主を幸せにしたい、飼い主を犬のことを幸せにしたいと想い想われのように感じた。バディの件は奇跡だろうけど。

うちのわんこも転生してきたのかな?ならば、亡くなった彼女の生まれ変わりだと幸せ...

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