出来過ぎのストーリーかもしれないけれど、とってもいい物語だった。
転生を繰り返すある犬の魂の長い物語。転生毎の人生…もとい犬生が犬の目線で描かれる。
あぁ、こんな奇跡ないだろうけど、こんな奇跡があってほしいと願わずにはいられないストーリー。シンプルであっさりな構成だけれど、それなだけに伝わるメッセージは犬の生き様同様に真っ直ぐだ。
自分と共に生きるのがどんな人間であろうと、どんな犬生もひたむきに生きる犬がそこにいる。
人間には知性があるけれど、それは転生には障害でしかないような気がした。
ベイリーはもう次は転生はしない気がする。長い旅をお疲れ様。
良かった、本当に良かった。