ヤマト

ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~のヤマトのレビュー・感想・評価

3.6
正直1より好き。相変わらずタイトル訳どないなっとんねんって感じやけど。笑


今回は1より過去の話で、1で起こった出来事に関する当事者たちの話になります。
なので、1より先には観ない方が良いかも?まぁ先にこちらを観たからって、そこまで1の面白さが減るわけでないと思うけど。


ウィジャっていうコックリさんの海外版みたいな降霊術のボードゲーム(?)で、それを使って幽霊と交信するんですが、今回の話は元々霊感とか全くないのに霊能力者と偽って、色んなお客さんに会いたい幽霊と交信して、嘘をついてその心の傷を癒すというインチキ霊能者をしてる家族の話。
ところがどっこい!1番年下の9歳の娘がウィジャを通して霊能力が覚醒!
母親は彼女の能力が本物だと確信して、それを使って本物の霊能力者として、生前の彼らへの未練がある霊との交信を望む人たちに癒しの場(?)を提供することに。
しかし、次第に9歳の娘に異変が生じる。
そして、長女の娘はそれに気づき、神父の元へ相談に向かう。


大体そんな話だけど、前作よりもB級感はパワーアップしている。笑
けど、嫌いじゃないB級感でした。
前作はそうはならんやろって感じのシーンはあんまりなかったものの、そうはならんやろが結構出てきます。

ホラーのビジュアルとしては私は結構好きな方で、口開けて白目になるのがなんか好きです。

ちょっとエクソシストとかに影響受けてんのかなって思う描写もいくつかあります。


とりあえず登場人物の男たちはもれなく全員巻き込まれ損な可哀想な者たちで同情する。
母親も良い人ではあるものの、ちょっとねじ曲がっており、自業自得とも言わざるを得ない。

娘2人は完全に被害者。


ラストはちゃんと前作に繋がる終わり方をしていますが、前作を観ていたからこそ、あ、なるほどみたいな納得の行くスッキリとした終わり方で個人的にはめっちゃ良かったです。

でもこの話を観たあとに前作観たら、また色々分かって面白いのかなとも思いました。

個人的にはめっちゃ好きなタイプのホラー作品ですね。
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