■ 簡易メモ
電力が消失した世界でのサバイバル生活という実に興味深いアイデアを見事に映像化した作品。
相変わらずこの「矢口史靖」監督の卓越した企画力には驚かされるな・・・。
話のテンポもよく実に面白い。
劇中では特に描かれていないが、現実にそんな事が起きたらそこら中死体だらけになってるんだろうな・・・。
そういえば、劇中で「水2リットル:1本2000円」と高額で販売していたけど、あのシーンを観て、東日本大震災直後の頃に近くのホームセンターで、「水2リットル:1本2500円」で販売していたのを思い出した。
私は購入しなかったが、あの時はそれでも行列が出来ていたんだから、改めてとんでもない事になっていたんだと痛感するよ。
何となく気になるのが、質屋でのシーン。
「渡辺えり」が演じる質屋の女将の元に、男がロレックス+高級車と引き換えに食料を求めるのだが、女将は
女将「こんな電力が消失した時に何の役に立つんだ!!」
と怒鳴り散らして追い出すのだが・・・。
どうなんだろう??
女将は電力が復活するというのが頭の片隅にもなかったのだろうか??
まだ電力が消失して日も浅いし、元々は価値のあるものなんだから、電力が復活した時の事を考えて貰っておいた方が良かったのでは・・・と思ってしまう。
最後の展開を考えると、多分女将は発狂したんだろうな・・・。
そういや、旅の途中のオナニーとかってどうしてたんだろう??