突然電気が使えなくなった日本。
東京を脱出し自転車で鹿児島を目指す家族のロードムービーでサバイバル感ゼロ。
コミカルではあるけどコメディ映画というほど振り切ってはいないし、中途半端にシリアスだし、火、水、食料の調達にもさほど困らず、都合の良い展開も目立つし、色々詰めの甘さを感じる内容。
反抗期の娘と会話しない息子、自己中心的な父親。
家庭崩壊してる訳じゃない、本気で嫌ってる訳でもない、でも冷めた関係、現代に多く居そうなありがちな家族。
そんな家族がサバイバル生活を経て絆を深めていく内容だけど、そもそも最初からそんなに仲悪そうに見えなかったから、あんまりそこに感動は無かったかな。
でもありがちな家族だからこそ共感出来て感動する人もいるだろうから、難しいとこだ。
と偉そうな事長々と書いたけど、楽しめた事は楽しめた。
もっとコメディを期待してたし、サバイバル術を駆使して生き延びる展開を望んでいたので、まぁそこは肩透かし食らった感じだが。