配信作品だからこそ
家で1人で観るからこそできる
特殊な映画体験
ネットの評判を見て
スピーカーではなくイヤホンで視聴
サブタイトルどおり
聞こえるということ、そして聞こえないということがこれほどまでリアルに体験できてしまうなんて思いもしなかった
個人的には
どんなゴア描写よりも
この耳で感じた聞こえないという表現に恐怖を覚えてしまった
しかし、これは聴力だけじゃなくて
視力とか、それ以外の生活に支障をきたすような病気や障がいにも当てはまるんじゃないかなと思う
急にいままで当たり前にできていたことが出来なくなることの恐怖
目の前から日常が、そして未来が消えていく焦燥感
もし自分に万が一のことが起きた時
冷静でいられるだろうか
大事な人になんと伝えられるだろうか
どうやって生活をしていけばいいのだろうか
いろんなことを考えさせられた
情報化社会の中で
視覚的にも聴覚的にも
常に何かが自分の中に入ってくる現在
それを当たり前だと感じるか
幸せだと感じるか
なぜそう感じるのか
見えていればいいのか
聞こえていればいいのか
今一度、静かに落ち着いて
自分と向き合える時間を作りたい