たけひろ

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のたけひろのレビュー・感想・評価

5.0
タイトルも、ビジュアルイメージも、オープニングも、全てがワイルドな印象、だった。

けれども、物語の中盤からは、空を流れる雲のように、その印象は変化していった。

少年との滑り台の場面からはずっと、純粋なものに触れているような感覚。

音を失ってから、初めて知る。

振動。

共鳴。

雑音。

困難に抗った末の彼のふたつの選択には、涙を抑えられなかった。

魂が浄化されるようなラストシーン。

美しかった。

(ヘッドフォンでの鑑賞でした)
たけひろ

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