Beausum

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のBeausumのレビュー・感想・評価

3.6
音楽が日常に染み付いている身としては、自生活といろいろリンクして鑑賞していました。
気付かされますほんとう。

ルーベンが滑り台で男の子にリズムを聴かせるシーンでなんだかとても泣きそうになった。そこから笑顔のある日常が増えていくから大切な瞬間だったのだろうな。

それと支援コミュニティ長のジョーが良い役柄だった。手術後のルーベンとの会話でみせる表情や間合いが刺さる。ハンデではないというあの言葉が印象強かった。一貫して素晴らしかったです。


今回、ヒューマントラスト渋谷の音響の良いスクリーンで観たのですが、
スピーカーと距離が近かったのか音が良すぎたのか、音の演出が過度に感じてすこし面食らった。
冒頭のメタルドラムがバッキバキに響いて凄かったのと(普段聴き慣れない音楽だから楽しむ度合いに受け取れんかったのある…)
手術後の生活音がなかなか強くキリキリしていて、最後のほうはずっと耳を塞ぎ気味で観ていた。。
その分、ラストの静寂はかなり生きていた。

実は、最近ドラムを教わる機会があり、初めて叩いてみました。
この映画を観るより前だったけれど、ど初心者でもすごい楽しかった。リズムや緩急で自分を表現する世界。奥深い。
あれね、見ている以上にけっこう(いやかなり)力強く叩く全身運動です。次の日右腕が筋肉痛になるという学びを得る。アフターケアはしっかりしよう!!
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