トランスマスター

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のトランスマスターのレビュー・感想・評価

4.0
♯47 男の子たちはいつも言った
全ての穴(ホール)がゴールだと

主人公はメタルバンドドラマーのルーベン。彼女は手首にリストカット跡があるヴォーカルのルー。
2人はトレーラーで全米各地をツアー巡業しジプシーライフを送るバンドカップル。
しかし突如ルーベンが、回復不能の難聴になってしまう。ルーベンはルーの勧めで聴覚障害者のコミュニティ施設に入所し、ルーは実家に戻る。施設のルールはトレーラーの鍵とスマホを預けて外界との接触を避けなければならない。ルーベンはグループセラピーや、手話も習得しコミュティの一員となるが…。

◆良い点/注目ポイント
・多くを語らない主人公ルーベンのストイックな自重筋トレや、現状維持に甘んじない攻めの行動力など彼の男磨きから学ぶ事は多いです。
・サブスクのスタジオが作る映画の品質は本当に凄い。ビッグデータを持っている企業ならではの強みです。
・ルーベンのTATTOO の柄が、自分で彫っている設定なのかわかりませんが、かなり独特な絵柄です。首筋のコックローチや、体の白いブリーフなどノリで彫ってしまった感じが笑えます。

◆改善点
・なし

◆総括
・この作品を視聴する際には
ヘッドホンかイヤホンの使用を強くお勧めします。
主人公の身に起こった事の疑似体験ができます。

-2022年47本目-