タイトルのメタルには2つの意味があったんですね。音楽ジャンルとしてのメタル、そして人工内耳がもたらす金属のような音としてのメタル。
どちらの世界にも戻らずに新たな一歩を踏み出す(であろう)主人公に、こういうものの見方もあるのだなぁと新たな気づきをもらうことができた。
施設のおじいさんの「その静寂こそ心の平穏を得られる場所だ」の言葉が沁みた。
セリフは多くなく、多少行間を読む力が必要だけど、それがまた雰囲気があって良い。
別れの言葉を口にせず抱き合うシーンがめちゃくちゃ切なかった。
自分の好きなバンドマンたちも毎日轟音にさらされてるので、どうかお大事に…
