突如失聴してしまう主人公。
ドラムを叩いた人生から音が失われる世界への適応は、ある種の自己を否定する行為にも思われ、耳が聞こえること自体があり得ないほどの特権にすら感じる。そう感じさせるほどの没入体…
【振動が虚空を奏でる】
第93回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞(リズ・アーメッド)、助演男優賞(ポール・レイシー)、脚本賞(ダリウス・マーダー、アブラハム・マーダー※原案 : ダリウス・マーダー、…
今年度のアカデミー賞で主演男優賞・助演男優賞が有力視されている作品。
とにかく音演出が素晴らしい。邦題にもある通り「きこえるということ」がどういうことなのかを体感させられる。
聞こえなくなったの…
このレビューはネタバレを含みます
ルーとルーベンの表情がいちいち刺さった。乱暴者に見えて、ルーベンは結局人に優しい。物に当たる事はあっても、警戒心を剥き出しにすることがあっても、フクロウみたいでも。ルーの歌声が大好きなルーベンが、ル…
>>続きを読む最後まで苦しい映画だった
コミュニティの理念は理解はできるが、そこに入る前に治療の方向でもっと探るべきだったのでは…とりわけ音楽を生業にしている人なのだから
治療の内容を理解していれば無用に希望を…
確かに耳の不自由な人の聞こえ方が体験できた。
静寂と合わせて、ルーベンの家族事情もルーの家族事情も深く語られることなく、空白が多い。ジョーの、耳が聞こえないのは治すことではないという以上の理念、そし…
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