石

CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第3章の石のネタバレレビュー・内容・結末

CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第3章(2016年製作の映画)
1.4

このレビューはネタバレを含みます

頑張ったPS2のようなCGにお粗末なストーリー。擁護ができねぇ。なんだこれは。

いちいち展開に説得力が無ければ必要性も無い。だから疑問を抱かざるを得ないし、感動も無い。
具体的に言うなら、002が宇宙で演算能力で負けている相手に勝った理由とか、004が衛星から脱出しない理由とか、001が009しか転送しない理由とか、009がエンペラーに勝った理由とか、高速超えて帰ってこない理由とか、ちゃっかり全員帰ってきてる理由とか!キリがないよ!
なんで疑問を抱くかって?そうしなきゃいけない理由の説明が無い上、前後の展開で「それ応用すれば解決じゃね?」ってことが多すぎるからです。つまり辻褄合わせを放棄してんですよ。このシチュエーションしか考えずに制作陣の都合に付き合ってる感、腹立たしいです。

CGとか途中でどうでも良くなってくる。だってストーリーがノイズ過ぎて霞んじゃうから。大体「俺の使命」だなんだって言うけど、相手方だって使命感で人類をどうにかしようとしてるわけでしょ。そこを無視してサイボーグ側をヒーローに仕立て上げてブレスド側を悪に置き、あまつさえ「実は傲慢で臆病者」みたいに着地させるってどうなのさ。非常に危険な考え方ですよ。これって見方によって正義が異なるって話になるべきでしょ。テーマを自分から矮小化させでどうすんのさ。自分たちが何描いてんのかもわかってないんですよ。

山場なんてありゃしない。
腹立たしい1時間強でした。
石