安城家の舞踏會に投稿された感想・評価(★2.1 - 3.0)

「安城家の舞踏會」に投稿された感想・評価

吉村公三郎:原作・監督
新藤兼人:脚本
1947年作品。
戦後の没落華族の、最後の打ち上げ花火のような舞踏会の一夜。
本当に華族制度というものが存在したのだなぁ。大仰だが美しい日本語。主人に使える使…

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没落貴族の最後は終りではなく始まりの舞踏会で父も姉も兄もそれぞれ人でなしが人間に生まれ変わる。
ぬっこ

ぬっこの感想・評価

3.0
同時期に太宰治の「斜陽」も同様に出ている。
いわゆる没落貴族がテーマになっている本作。
音楽による演出により、より落ちぶれ度と見栄っ張りな様子が窺える。
potatohead

potatoheadの感想・評価

2.5
ベタベタな演出は原節子を埋没させる為だが、それでも段違いに輝いてしまうと四方田さんが書いてたけど、その通りやな。

没落していく貴族一家が開いた最後の舞踏会。

人間模様が交差します。

甲冑一式が倒されるシーンや、浜辺に落ちるネックレスとヒール、などから
時代の流れを一家が受け入れていく様が描かれています。

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このレビューはネタバレを含みます

原節子の異常な美しさ。
華の権化である。
「人でなし」という言葉が森雅之ほど似合う役者は存在しない。
ビスコンティの作品に出てほしかった。
Satomi

Satomiの感想・評価

3.0

あなたのことがずっと好きでした、
じゃなく、
あなたのことをずっとお慕いしておりました

って、いつまで一般的に使われてた日本語なのだろう。

おそらく明治〜使われていたであろう美しい日本語が印象的…

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nae

naeの感想・評価

2.6

このレビューはネタバレを含みます

華族制度の廃止年が1947年。まさにリアルタイムで没落する華族の話を題材にしたのは面白いと思います。
映画自体にそこまで深い意味はないのかもしれませんが、時代による価値観の塗り替えで失われていく特権…

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GHQに褒められたという映画?「桜の園」を下敷きに描くが、日本でこんな事やるかなぁ?そういう疑問が渦巻きながら見るのは、良い観方ではないと思ってはいますが。しかし、滝沢修と殿山泰司の共演が見れるとは…

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sacchinn

sacchinnの感想・評価

2.5

華族制度の廃止で、財産も特権も失うことになるが、それまでその身分にあぐらをかいて安穏と生きてきた殿様、もうどうにもならないことに、いつまでもぐずぐずと抵抗する。
それで未練がましく舞踏会など開催する…

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