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ツイスターのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

ツイスター(1996年製作の映画)
3.0
「スピード」に続くヤン・デ・ボン監督の第2作で、スピルバーグ製作総指揮し、脚本をマイケル・クライトンが担当した災害パニック映画。
原題:Twister (1996)

オクラホマ。
幼い頃父親を巨大竜巻によって亡くしたジョー(ヘレン・ハント)は、竜巻の観測チームのリーダーになっている。
そのジョーを訪ねて、別居中の夫ビル(ビル・パクストン)が、離婚届にサインを貰おうと、恋人のメリッサ(ジェイミー・ガーツ)を連れてやってくる。
かつて自分が考案した竜巻観測機「ドロシー」の完成品を見せられたビルは、ジョーたちのチームに恋人と一緒に同行して竜巻を追うことに。
彼らの外に、昔の仲間で金儲けしか考えないジョーナス(ケーリー・エルウェス)のチームも、ビルの考案を盗用した観測機で竜巻を追う。
やがて、追った先のドライブイン・シアターやジョーの叔母メグ(ロイス・スミス)の住むワキタの町を巨大な竜巻が襲いかかる。

観測機を巨大竜巻の中心に置くため危険な竜巻を追っていくが、如何にもゲーム感覚で無謀。
見どころは、CGを駆使した視覚効果で、牛が巻き上げられ、トラックや家も飛ぶという竜巻の迫力。
ところが、CGに頼り過ぎてリアル感がないので、恐怖を感じないのはご愛敬。
蛇足ながら「ドロシー」の名前は、もちろん「オズの魔法使い」から。
そこで、ドライブイン・シアターでは怖い「シャイニング」の映像の外に、「スター誕生」のジュディ・ガーランドの姿をちょっと見せますね。
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