RYUJI5471

アメリカ自由からファシズムへのRYUJI5471のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ハリウッドの映画監督・映画プロデューサーであるアーロン・ルッソ製作のドキュメンタリー映画。

アーロン・ルッソに関してはYouTubeや特にニコ動などを見てセプテンバーイレブンなどの真相を語っている男だとはかなり前から知っていたが、本作品「自由からファシズムへ」を最近初めて見た。インタビューしている相手がすべて当事者だから説得力が半端ではない。はっきり言って衝撃的すぎる。具体的に言えば、アメリカの所得税はごっそり誰かの個人のポケットに入っていて、米ドル紙幣は無から生じている、という話。

今世界で同時に起こっていること、そしてテレビやハリウッド、アメリカの音楽業界などが一斉に行っている "数々の" 洗脳とも言えるプロパガンダと刷り込みの真の目的は一体何なのか?世界の人々はどこに連れて行かれようとしているのか?このことが正にこのドキュメンタリー映画の "問い" であり、その "答え" がすべて本作品の中で開示される。

世界のほとんどの人はテレビなどのメディアによって簡単に騙される。正直に言って騙されていないと自分では思っている人も実は騙されていることさえも気づかない。もちろんそう言っている俺自身も騙されていた。今も騙されているかもしれない。

世界の真相や真実、というかそれらのカラクリを知りたくない人や、または自らがカモになって騙されてもいいと思いながらも断固として座して現状に満足してそこに居座りたい人はこのドキュメンタリー映画は絶対見ない方がいいだろう。

別の視点から観れば、そういったことに関して知りたくもない、そう思いたくない、そうあって欲しくない、というのが実相である可能性が高く、そもそも "〜しなければならない" ということと "自らの願望" と "事実" とは同じであるとは限らないと思う。(心理学は、人の深層心理を分析できても、人の幸せについては直接何も教えてはくれない。現代のほとんどの心理学は人を巧妙に騙すために研究されて悪用されていると俺は直感している。)

とは言いながらもある意味においてものごとの真相を知らないままに、騙されたままに、踊らされたままに死んでいくのももしかしたら人はそれはそれで幸せなのかもしれないのだが。

ヒトラーなどの独裁者たちに悪用されたギュスターヴ・ル・ボンの社会心理学の名著「群衆心理」を見ても分かるように、そもそも人間の深層心理の構造は、基本的に日本人も外国人もほとんど同じだと思う。

キー・ワードは "洗脳" "分断" "略奪" 。

本作品はアーロン・ルッソ氏が癌になって死を前に残した世界中の人たちに伝えたい魂を込めた遺書だと俺は観る。アーロン・ルッソ氏はカネのみには走らない、自らの願望を達成させるために人を騙すことをしない本当に暖かい心のある男だと思う。YouTubeなどのルッソ氏の動画をたくさん見て俺はそう感じた。

YouTubeの下のURLから日本語字幕で無料で全編が見れる。「自由からファシズムへ」1-8 (全編とおしても意外と長くないところがまたいい。)

https://youtu.be/sQn7PYbqMTo
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