ガルベス

修羅の群れのガルベスのレビュー・感想・評価

修羅の群れ(1984年製作の映画)
3.2
中日ドラゴンズの監督だった星野仙一が遠征のバスで繰り返し流し、選手の士気を高めさせた作品。

びっくりするぐらいのオールスターキャストながら任侠映画の最後の徒花といった趣。
後の組長の若かりし頃からの成功譚ではあるが、見せ場らしい見せ場もなく平板な印象で熱を感じなかった。

張本勲と小林繁が端役で出演しているのだがやはりデカい。
江本孟紀が市川崑の「細雪」(1983年)に出ていたけど、他の野球選手の演技も見てみたくなった。

松方弘樹はこの路線の大スターになっているはずだったのだろうが、それが叶わなくなったことでビートたけしにイジられる「天才・たけしの元気が出るテレビ‼︎」(と「遠山の金さん」)で大衆的人気を得るわけで、人の運命とはどう転ぶか分からないものだ。
ガルベス

ガルベス