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フェリシーと夢のトウシューズの星のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

CGアニメ。なめらかな動きはすごい。

孤児のフェリシーは、ヴィクターとともに施設を脱走し、パリに向かう。目指すのは、パリ・オペラ座だ。
フェリシーにはバレエダンサーになる夢があった。というお話。

夢いっぱいの楽しそうなフェリシーはよかったのだけど、だんだんとそれなりに上手くなってくると可愛げがなくなってくる。
しまいには、男に誘われてふらふらと選考前に出かけて失敗する。

不幸な境遇。明るい性格。あきらめない情熱。あふれる才能。そして、支えてくれる師や友人。ヒロイン特有の天才的キャラクターである。
対して、ほとんど登場すらさせてもらえないライバルのカミーユは、恵まれた境遇だが母親が厳しく、毎日毎日バレエの特訓に明け暮れている。正確なステップは武器だが、そのためダンスに感情がない努力型。
オペラ座に入学する日を心待ちにしていたのに、フェリシーにそのチャンスを奪われてしまう。
昔からこういうストーリーだと、どうしてもヒロインを応援する気になれなくて、作品に入り込めなくなる。
ライバルの当て馬感が大きければ大きいほどライバルを応援してしまうー。
長年積み重ねた努力を認めてあげて!!

でも、カミーユはきっとこの後すばらしいダンサーになると思う、絶対。

バレエ学校の生徒たちは、うしろでいい味出してた。良家のお嬢様だ、家柄を鼻にかけてフェリシーをいじめるかと思えばそうでもないし、ハンカチめぐってバトルしたり、面白かった。

ダンスシーンもとてもよかった。
特になんとか民謡の。

周囲の登場人物たちも、過去にいろんな経緯があったのだろうと推測される演出も良かった。でもはっきりしないのでもやっとはする。

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