えりみ

あゝ、荒野 前篇のえりみのレビュー・感想・評価

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)
4.9
原作未読。寺山修司って名前は聞いた事あるけどどんな人なのかは全然知らん。2021年東京オリンピックの翌年という近未来が舞台で、東日本大震災に自衛隊海外派遣、不況に振り込め詐欺、自殺問題など時事ネタがたくさん盛り込まれてるのでかなり脚色されてそう。大駱駝艦の白塗り舞踊とかも出て来るけど難解な話じゃない。場内で何度も笑いが起きるぐらいやし(乗られへんかったけど)。
新宿で観るべきやった(予想外に上映館が少なかった)。そして前・後篇一挙上映で観たかった。全部で5時間5分あるらしいけど、前篇157分は体感で2時間弱って感じやったからイケると思う。バサっとシーンが終わって次に切り替わる、これでダラっとしなかったのかも。一番は主演2人の気迫ではあるんやけど。
ホンマに「息もできない」のヤン・イクチュンなの⁉てぐらい面影のないバリカン建二(リングネーム)。吃音、日韓ハーフ、DV被害で内気で小心者の彼が後篇で様変わりする気配。
菅田将暉はもうお腹いっぱいやな、って思ってたけど凄かった。すごいのみせてくれた。新次の憎しみや怒り、お尻も。そして年少出て3年ぶりとはいえ一晩で7発の絶倫ぶり( ゚Д゚)
家族の愛情を知らない2人が一緒の時は家族のようで、これを見守るのがユースケ・サンタマリア。もうズルいとしか言いようのないくらいイイ。
ボクサー裕二がまさかHiGH&LOW鬼邪高校の村山とは。
また好きな女優さんが出てた。後篇では見せ場ありそうな河井青葉、ケバい木村多江も期待できそう。今野杏南は前の方にクレジットされてた割りには大した見せ場なし、こちらも後篇で活躍するのか?
ヒロインといえる木下あかり(芳子)はお初。ナイスバディ、サガミオリジナル0.01を常備。近未来でも大活躍の最薄スキンw
あゝ続きが気になる、今年№1邦画になりそう。
家族で一緒にみると気まずいシーンが多いので是非劇場で ( ̄▽ ̄)
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