自分の名前から職業まで毎回リセット、都度新しい土地で自分の事を知らない人たちとゼロから関係を築いていく主人公。
普通に考える”人生をやり直す”のとはまた違う。
社会病質があるような描写をしていないけど、こんな生き方おかしい。誰からも理解されない。他者を受け入れない感じがとても恐ろしい。
研究者として仕事上の責任とか、逃げたあと職場が困るだろうなと余計なことが気になっちゃった。
両親にも会わずじまいで一体何の決断をしているんだか。。。
それでも彼女はこれからもそうやって生きていく。たまたま昔付き合った男が恋しくなったのか。でもそこまでのアプローチもゾッとすると言うか。。。
出来るわけないと鼻で笑いそうだけど、この広い世界にはこういう人も沢山いるかもしれない。
ニュアンスは分かるけどちょっと難解だったな。答えもない。。。
終わってからもカエルの合唱が頭に響く。