nico

ブリュッセル、60年代後半の少女のポートレートのnicoのレビュー・感想・評価

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友人が今日出会ったばかりの男に誘われてダンスをする。彼女が口説かれている様子を見つめ続けダンスホールを後にする。追いかけてきた彼女に言う。私に全てを伝えなくていい、私もあなたを追わないから、そうしたら私は前の自分に戻れる。

裸のあなたを見たいという言葉で動いた彼らの身体。感情を思考し続けていた彼らが、身体の膜を破ったのか、それとも身体が彼らの膜を破ったのか。

ポートレート。私はこれが好きなのかもしれない。人間が生きて生活している様子を遠いところから近いところから映しだす。これは現実かフィクションか、そんなこと考えなくていいんです。
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