み

旅人とマジシャンのみのレビュー・感想・評価

旅人とマジシャン(2003年製作の映画)
1.2
授業の課題で鑑賞。
仏教をテーマにした映画らしい。
はっきり言って、観ててかなりいらいらした。ずっと同じような場面を描いてるんだけど特に何かイベントが起こるわけでもなく、、何が伝えたいのかさっぱりわからない。
それに加え一番いらいらしたのが女性の描写。登場する女性は2人だけで、それぞれ10代、20代の若い女性なんだけど、描かれ方に女性へのステレオタイプ丸出しでドン引きした。2人ともとにかく受け身で、彼女らの行動や男性への態度、仕草にいちいち「女性らしさ」を発揮している。「女性ってこういうもんでしょ?」っていう監督の女性に対する押し付けに感じられて腹立たしかった。男性に言い寄られるのを待ってるように見えるというか、、家庭に閉じ込められていて、男性の助けがないと心もとないような感じ。
(女人成仏を説いてるはずの)仏教をテーマにしてるというのに、ましてや監督自身チベット仏教の僧侶でもあるというのに、「女性は男性に劣る」というようなメッセージを映画の節々で言外に匂わせているように感じるのが残念で仕方がない。
もし女性の監督だったら女性をこういう風に描くことはしないと思う。
主人公の中年男性が、中学生?くらいの女の子と道中で会話するシーンがあるんだけど、女の子が終始照れてる風に描写されてたり髪をかきあげる仕草や意味ありげな表情が執拗に描写されてて、で、どうやら2人が道中で両思いになったことになってるらしい。んな訳ないじゃーん。。お花畑だなー
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